88日間★健康応援プロジェクト【Day19】
【Day19】パワハラ・セクハラ・マタハラ(後偏)
本日もご訪問頂きありがとうございます。
癒し系ヘルスケアコーチのあずさです。
【Day18】よりの続きです。前回紹介した、厚生労働省発行のパンフレットによると、都道府県労働局長による紛争解決の援助の申立受理件数のうち約5割、機会均等調停会議 による調停の申請受理件数のうち約 6 割が、職場におけるセクシュアルハラスメントに関する事案です。(※1)
職場、家庭さまざまなところで、パワハラ・セクハラ・マタハラは見られます。そして、地域社会における差別を意識する機会となったのが、「HUG〜避難所運営」に関するゲームでした。「HUG〜避難所運営」は1巡目「88日間☆健康応援PJ」【Day31】にて紹介していますが、さらに有名になってきたようでグーグルにて検索すると上位に上がってきますね。
◆HUG〜避難所運営ゲームの紹介(※2)
避難所HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)
の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。
避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けました。
静岡県で開発されたのですね。
このゲームをやりながら感じたことは、自分の中にある差別と無知と疑問でした。それは、次のようなものです。
・実際に地域活動を行っているのは女性が大いにも関わらず、災害の際に避難所を運営する人はなぜ男性が多いのはなぜか?
・男性、女性のトイレはあってもトランスジェンダーやLGBTの方はどちらのトイレを使うのか。→男性、女性専用トイレの他に多目的のトイレを設置する必要があること。
・授乳室やおむつ替えの場所がない
・おむつ替えといえば赤ちゃんをイメージしがちだが、避難所には寝たきりの方もおられる。→その方のおむつ交換はどこで行ったらよいのか?
・避難所運営が長期間になると、洗濯の問題もでてくる。→女性の下着はどこに干したらよいのか?
・喫煙所はどこに配置したらよいか?
・連れてきたペットはどうしたらよいか。避難所には犬・猫アレルギーの方もいる。
・病気の方は誰がどう対応するか?
・両親と離れて、1人で避難している子どもたちは誰がどこで世話をするのか?
などなど、ゲームの中ではさまざまな問題が次から次に起こってきます。そして、日頃は意識していなかった自分の中にある、パワハラ・セクハラ・マタハラといった差別がその問題の根っこにあることに気づきました。
知ることで問題を未然に防ぐことができれば、社会はよりよいものになるのではないでしょうか。自分の中にある気づいていない差別を知るためにも、HUG〜避難所運営ゲームが広まれば幸いです。
本日も素晴らしい1日になりますように!
★お問い合わせ先★
onyourside8888@gmail.com
【引用】
※1:http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/danjokintou/dl/120120_01.pdf
※2:http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/about.html
0コメント