【Day79】人生100年時代を生きるための、11日間/88プログラム(2)
【Day79】人生100年時代を生きるための、11日間/88プログラム(2)
本日もお越しただき、ありがとうございます。
ヘルスケアコーチのあずさです。
人生100年時代を受けて、最後の11日間の内容を書き換えましたので、Day88まで一緒に過ごしていけたら嬉しく思います。
*レジュメ*
【Day78】なぜ今、「100年人生」や「働き方改革」に注目が集まっているのか?
【Day79】成功するレコーディングダイエットで何が起きているのか?
【Day80】しかし、ダイエットでリバウンドを繰り返すのはどうしてか?
【Day81】では、どうしたらよいのだろう・・・?
【Day82】ストレスを減らして、幸せになることを増やしても幸せになれない!?
【Day83】学習理論とダイエットの関係とは?
【Day84】エクササイズ&ワーク
【Day85】意識を意識する4つのステップ
【Day86】意識を意識する4つのステップⅡ
【Day87】瞑想と脳内ギアについて
【Day88】ライフシフト~Claim it.Name it.Aim it.
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【Day79】成功するレコーディングダイエットで何が起きているのか?
改めて、専門はヘルスケアですので、ここはダイエットネタでいかせていきます。
「レコーディングダイエット」を聞いたり実際に取り組みをされたりしたことはありますか?
レコーディングダイエットとは、朝起きてから夜寝るまで口に入れたものを全て書き出すダイエット方法です。朝飲んだ一杯の水も、職場でいただいたお土産のクッキーも、帰宅途中に寄ったコンビニで購入した肉まんも全て書き出します。そして、毎日決まった時間に(できれば、朝と入浴前の2回がお勧め)体重を計測し記録します。
私が産業保健師になった10数年前はA4の紙に毎日書き出してもらっていましたが、最近では、携帯やiPhoneにて食べたものを写メして保存されている方が増えましたね。また、メタボリックシンドローム予防のための特定保健指導という6ヶ月間のプログラムがあるのですが、その際にもこのレコーディングダイエットを活用することがあります。
このレコーディングダイエットは、サッカーで有名な本田選手や女優の泉ピン子さんがされていることでも有名になりましたが、この方法は私の身近なところでも最も成果が出た方法の一つです。
そして、記録していくうちに挑戦者の方が必ずといっていいほど言う言葉があります。
「こんなに食べていたんだ・・・」
そう、この言葉を待っているのです。この言葉が出れば多くの方は継続出来ます。
なぜなら、レコーディングダイエットのからくりは次のようになっているからです。
*記録する(意識を向ける) ⇒ 気づく ⇒ 行動する(変える) ⇒ 成果・結果が得られる ⇒ 自己効力感(セルフ・エフィカシー)が向上する ⇒ さらに記録する(意識を向ける範囲が広がる) ⇒ 気づく ・・・・継続サイクルへ ⇒
このように、何らかの理由で・・・
・保健師から始めろと言われた
・家族から勧められた
・周りでうまくいっている人がいた
・有名人がやっていた など
乗り気でなく始めた方も、そのスパイラルに乗ることで良い習慣が楽に継続できるのです。しかも、途中で保健師や家族が褒めてくれる、仲間が出来てお互いに励まし会えた、競ってみたら続いていたなど、応援者や協力者の存在があれば、継続率も高くなります。それは、セルフ・エフィカシーと呼ばれる自己効力感がアップすることと、無意識だった食べ方が意識的な食べ方に変わったからです。
この①セルフ・エフィカシーと、②無意識を意識することに変えることが、行動を変容させ、目標を成功するカギになりますので、もう少し詳しく解説していきますね。
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①自己効力感(セルフ・エフィカシー)
自己効力感(Self efficacy)はスタンフォード大学教授のバンデューラ(Bandura)博士によって提唱された概念です 。この言葉との出会いは、大学生の時に看護学の教科書の最初の方に出てきたこと、そして、卒業論文にて取り組んだ内容なので今でも鮮明に覚えています。バンデューラ博士の社会的学習理論においては、人間の行動を決定する要因として、先行要因、結果要因、認知的要因の3つが考えられており、セルフ・エフィカシーは行動の先行要因の主要な要素されています。
「セルフ・エフィカシーは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性のことであり、自己効力感を通して、自分の考えや感情、行為をコントロールしているという。よく似た用語に、自尊心(self-esteem)があるが、自尊心は自分を信じていること、あるいは自分を信じていると感じている程度を意味するのに対し、自己効力感は自分にある目標を達成する能力があるという認知のことをさす。」(ウキペディアより)
上記に説明されるような、「きっと私は出来る!」「うまくいく」「成功する」という能力を感じることが低いよりも高いほうが、成功する可能性は高まります。そして、日々の小さな出来た感や達成感が自己効力感を高めてくれるのです。自己効力感を高めることが、目標達成のカギと言われる所以です。
②無意識から意識すること
レコーディングダイエットのサイクルをもう一度書きますね。↓↓
*記録する(意識を向ける) ⇒ 気づく ⇒ 行動する(変える) ⇒ 成果・結果が得られる ⇒ 自己効力感(セルフ・エフィカシー)が向上する ⇒ さらに記録する(意識を向ける範囲が広がる) ⇒ 気づく ・・・・継続サイクルへ ⇒
どこかで見たことないですか?
以前のエクササイズでもご紹介しました、コンピテンス理論と呼ばれる学習理論の階段です。
つまり、レコーディングダイエットとはこの階段を1段ずつ自動的に上がって、良い習慣をを身に付け、ダイエットという目標と目指した体型を手に入れていたのです。
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本日はレコーディングダイエットにダイエットがうまくいく理由についてお伝えしてきました。次回は、これを踏まえてどうして望んだ通りの結果が得られないのか?について一緒に考えていけたら幸いです。
本日も素晴らしい一日になりますように!
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by Azusa Kato
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