【Day57】健康診断を上手に活用するには?
【Day57】健康診断を上手に活用するには?
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
ヘルスケアコーチのあずさです。
前回は、健康診断と人間ドックの違いについてでしたが、
今回は、健康診断などの検査を上手に活用するためにはどうしたらよいか?
についてお伝えしていきます。
□ 再検査の場合は、迷わず受診しましょう。
□ 精密検査の場合は、必ず受診しましょう。
以上になりますが、
もう少し言葉を足すと
「受けっぱなしにせず、検査結果を健康づくりに活かしましょう」
ということです。
健康診断や人間ドックの検査結果は、
検査の項目ごとに、基準値の範囲内であれば「異常なし」、
基準範囲を超えている(高い場合も、低い場合もあります)場合は、
有所見(何らかの問題あり)と判定されます。
この、検査項目ごと!というのと、
判定区分(いやもっと言えば、判定基準も)が医療機関によって異なっていることが
健診結果を分かりにくくしていると思いますが、人間ドック学会ガイドラインによる
一般的な判定区分は次の通りです。↓↓
◆判定A:異常なし、情報提供
・・・現在は正常であるが、積雪な生活習慣についての情報提供レベル
◆判定B:経過観察
・・・正常高値であり、生活習慣の修正が必要なレベル
◆判定C:要再検査
・・・生活習慣を修正し、3ヶ月後、もしくは6ヶ月後にもう一度検査を受けましょう
◆判定D:要受診、要精密検査
・・・要治療のため、医療機関を受信し、生活習慣の修正とともに薬物療法を開始しましょう。
もしくは詳しい検査を時間を早めに受けましょう。(※早めにというのは概ね1ヶ月以内を指します。)
◆判定E:治療を継続しましょう。
この判定CないしDの方の再検査もしくは病院等への受信率が検査項目によっては
半数を切っているのです。
そして、毎年健診を受けているにも関わらず、何年間も詳しい検査を受けていない!
というケースもあるのです。
□ 要再検査、要受診をそのままにしていませんか?
時間がないから、近くの病院は嫌だからなど理由をつけてはいませんか。
実はこの時点では、まだ病気と確定したわけではありません。
それに、異常があったとしても、早期発見であるほど、治療もスムーズにいくものです。
健康診断を受けっぱなしにせずに、経年的な数値の動きや判定もぜひ確認してみてください。
また、検査の見方が分からない、その後何かを受診してよいか分からないといった場合は、
勤め先の産業医や保健師などの医療スタッフもしくは、健診を受けた医療機関に尋ねてみましょう。
Time is e everything!
早期対応が命を救うことになるかもしれません。
***
健診を受けるときに注意すること
休日をとってせっかく健診に来たのに・・・検査ができなかった・・・
という方が年に数名おられます。
大きな理由としては、朝食を食べてしまった、便を取り忘れた、といった
準備に関するが多いのですが、その他服薬制限や妊娠している場合も主治医への確認など配慮が必要です。
必ず事前に問診票や注意事項を読むようにしましょう。
また、エコー検査や胃カメラ検査など人間ドックのような他項目に及ぶ検査の場合は、
検査順番も決まっていることがあります。
以前勤めていた検診機関では、大腸CT検査を受ける時は骨密度検査は別日に
実施するようになっていました。
特に人間ドックの場合は、オプション検査もありますので、事前の確認は大事ですね。
では、事前に検査事項を確認し、便検査などの事前検査を済ませたあとは、
いよいよ当日の検査になります。
当日はこのような流れになっていることが多いです。
◆受付(問診票などの必要書類はお持ちでしょうか?尿や便検査の提出は受付で回収することもあります)
↓
◆更衣(定期健康診断など検査項目が少ない場合は、検査着への着替えはないところが多いかも)
↓
◆検査(モニター画面を見ながら、すいている検査から受けるなどハイテクな健診機関もありますね)
↓
◆診察・説明(医師の診察を受けます。血液検査などの結果が出ている場合は説明があります)
↓
◆保健指導(特定健康診査の場合は、動機付け支援や積極的支援などの保健指導があることもあります)
↓
◆受付に戻り終了となります。検査結果については、数日かかる検査もありますので、
後日郵送にて配布されるところが多いです。
検査結果を待っている間はドキドキしてしまいますが、
手元に届くまでに2週間から1ヶ月ほど(会社を経由してから届く場合は2ヶ月以上のことも)かかります。
検査を忘れてしまった方も、結果が届いたら封を切り、必ず確認しましょう。
それでは、本日も素晴らしい一日になりますように!
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by Azusa Kato
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