【Day58】健診・人間ドックの主な検査項目は?
【Day58】健診・人間ドックの主な検査項目は?
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
ヘルスケアコーチのあずさです。
さて、本日も健診および人間ドックについてのお話です。
検査・・・たくさんありますね。主な検査を上げてもこんなにあるんですね。
◆身体計測 ◆問診・内診 ◆血圧測定 ◆聴力検査
◆眼科検査 ◆心臓検査 ◆呼吸機能検査 ◆胸部X線検査
◆内視鏡検査 ◆腹部超音波(エコー)検査 ◆血液検査
◆尿・便検査 ◆がん検査 ◆歯周疾患検査
◆骨粗しょう症検査 ◆メンタルヘルス、ストレスに関する検査
こんなにあれば、それは疲れます。途中休憩もしたくなります。
それに人間ドックの場合は半日はかかりますので、時間に余裕をみて受けてくださいね。
以前健診機関で働いていた時に、「フライト時間まであと30分になりました」と
受診者の方から言われたことがありますが、ゆったりした気持ちと状況でリラックスして受診していただけたら幸いです。
***
◆身体計測:肥満の判定
身長や体重からBMI値を計算して、肥満度を測定します。
また、腹囲(おへそのを通してメジャーを一回り)を測定して内臓脂肪の
蓄積度合いを調べます。
BMI(Body Mass Index) の計算方法は次の通りでしたね。
※ BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIが22の時が適正体重になりますので、適正体重を求めたい時は
※ 適正体重=身長(m)×身長(m)×22
となります。
余計なお世話ですが、
BMIが18.4以下の場合は低体重、18.5~24.9を標準体重、25以上の場合を肥満と判定します。
腹囲については(いろいろ言われることもありますが)、
男性の基準範囲は85c未満、女性は90cm未満ですので、
男性の85cm以上、女性の90cm以上は要注意となります。
◆問診・内診:全身の診察
医師が直接、顔色などを見る視診、甲状腺などに触れてみる触診、
聴診器をあてる聴診、喫煙歴や服薬などをたずねる問診などにより
総合的にからだの状態を調べます。
定期健康診断の場合は、この他に業務歴や既往歴などの
項目もあり、勤務状態を知る大切な手掛かりとなります。
◆血圧測定:血管の内側にかかる圧力を調べる検査
血圧は、心臓が全身に血液を送り出す時の動脈にかかる圧力のことをです。
基準範囲内は、収縮期血圧が129(mmHg)以下、拡張期血圧が84以下となります。
高値の場合は、高血圧症、動脈硬化、腎臓や内分泌の病気、
そして、低値の場合は、低血圧症や心不全などの病気が疑われます。
※高血圧の予防など詳細については、【Day45~48】をご参照ください。
◆聴力検査:耳の検査です
低い周波数(1000Hzヘルツ)と高い周波数(4000Hz,ピーという音、両方ピーかも)の
音が聞こえたら、ボタンを押す検査です。
30dB(デシベル)以上で聞き取れない場合は、難聴や中耳炎などの疾患が疑われますが、
聴力検査がなぜ項目に入っているかというと、工場内などで大きな音が常にしているといった
騒音により聞こえにくくなっていないかを調べるために入っています。
職場巡視にて、メンドくさいや感触が好きではないからと、支給されている耳栓を外して作業されている
方を見かけることがありますが、耳栓は騒音性難聴を予防する意味で大切なものです。
◆眼科検査:目や目の血管の検査
・視力検査・・・5m離れた距離から視力検査表を見る検査になります。
近年よく見かける機械を覗くタイプの検査ですね。
基準範囲は1.0以上となりますが、0.6以下の場合は車の運転など
日常生活でも見えにくくなります。近視や乱視といった病気が疑われますので
眼科を受診する、またコンタクトレンズや眼鏡の調整は定期的に行うようにしましょう。
・眼圧検査・・・椅子に座り、機械に顎をのせると、プシュっと勢いよく風が来る検査です。
緑内障では眼圧が高くなり、視神経が傷害されやすくなります。また、眼圧が低い場合は、
網膜剥離や外傷などが疑われます。
・眼底検査・・・黒目の奥にある毛細血管の状態を調べます。
高血圧や動脈硬化、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症や
緑内障などの眼科疾患の発見に役立ちます。
眼圧検査と眼底検査は通常の健康診断には含まれておらず、
人間ドックの項目レベルになります。
検査項目が多かったので、検査結果の見方については次回も続きます。
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by Azusa Kato
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