【Day39】瞑想のまとめ

【Day39】瞑想のまとめ

本日もお越しただき、ありがとうございます。

癒し系ヘルスコーチのあずさです。

【Day34】からの流れを整理しますね。

Day34では、「働く人の疲労回復のために」ということで、

3つの方法がキーになることをお伝えしました。

①疲労に気づくこと

②疲労に適切に対処すること

③疲労を予防すること

当初の予定とはここから脱線(変更)し、

Day35の呼吸の話から、一気にマインドフルネスの話に

いきましたので、瞑想やマインドフルネスについて

ご存知の方は、「もう実践しているよ」という声もちらほら

聞こえてきそうですが、瞑想・・・?したことないよ、とか

前にしたけど効果を感じなかったよ、という方に向けて

本日のDay39を使って、瞑想についてお伝えしていきます。

では、まず「瞑想」ですが、

どのような印象をお持ちですか?

頭をきれいにまるめたチベットの僧侶のイメージでしょうか?

それとも、修行の果てに超人的なことを成し遂げるイメージでしょうか?

宗教的なイメージや、人間離れしたイメージを持つ方も

多いかと思います。以前は私もそうでした。

しかし、ここでも一冊の本がその瞑想に関するイメージを

ばっさり変えてくれました。なんの宗教色もなく、それどころか

その本は書店のビジネス書コーナーに並んでいたんです。

ご存知の方も多いかもしれませんね。

2016年5月25日に発行された「サーチ・インサイド・ユアセルフ」という、

元Googleフェロー、自己開発責任者である、チェディー・メン・タン氏の著書です。

その本によると、

なぜ、Googleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか?その鍵を握るのが、独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」だというのです。

ちょうどその本を手にとった頃、私は健康管理センターに勤める保健師として、社内のストレスチェック制度をどのように運営したらよいか?についてよく考えていました。

心を整える手法「マインドフルネス」を、科学にもとづき、日々実践しやすい形にした「SYI]はGoogle内で熱狂的に支持され、SAP、アメリカン・エキスプレス、Linkedlnなど他の企業や大学にも次々に採用されている。(本著より抜粋)

その帯に惹かれた私は迷わず購入していました。

「これは、衛生員会のメンバーを説得するのに使える!」と。

結果としては、マインドフルネスの要素を取り入れたストレスチェック制度の実施とまではいきませんでしたが、その後、瞑想は私の生活の一部になりました。

会議中のひと呼吸、何かトラブルの報告を受けそうな前にもひと呼吸、

そして、朝起きてからの瞑想タイム。

食べているときでも歩いている時でもできる、このマインドフルネスは忙しいあなたにもぴったりです。なぜなら、Googlenoエンジニアであった、チャディー・メン・タンができたのですから。「忙しい。時間がない」は、言い訳にならないですよね。

興味のある方は一度手に撮ってみてください。

宗教色が苦手な方にもお勧めです。

***

瞑想は万能薬とも言われますが、大きくは、「呼吸」と「姿勢」を整えるものです。

それにより、得られるものが数多くあるので、万能薬と言われるのだと思います。

瞑想について話をする中でよく受ける質問につぎのようなものがあります。

・どのくらいすればよいのか?

・何を考えればよいのか?

・どんな姿勢ですればよいのか?

・いつすればよいのか?

・何に気をつければ良いか?

まず、どのくらいすればよいか?ですが、時間が取れる方は取れるだけするのもよいかと思います。しかし、働いているとそうはいきませんよね。私もウィークデーの朝は2分くらいです。

それも、本格的な瞑想というよりは、イメージトレーニングのような瞑想をすることが多いです。

今日の仕事で難しい案件はここなので、うまくいった時のイメージをしておこう、とか今日はこういうことにチャレンジしよう!とか思考を働かせていることも多いので、本来の瞑想ではないかもしれません。

ですので、何を考えればよいか?というと、これも人それぞれ決めたらよいと思います。しかし、瞑想をすることで余計に疲労を感じたり、負担に思ったりするようであれば、次のような瞑想はいかがでしょうか?

私自身が疲労を感じた時にする瞑想で、身体のどこがこわばっているかをCT検査のように輪切りに観察してくので、CT瞑想と勝手に名づけているものです。

まず、椅子に深く座り、

本当に疲れている時は、ベッドから半身だけお越した姿勢で行うこともあります。

次に、呼吸を開始します。この時は、呼吸に意識を向けていくと、自然に身体がリラックスしていきます。

ゆっくり息を吐き切り、ゆっくり味わうように空気を吸い込みます。

3呼吸ほどして、心地よくなってきたところで、意識を足先に持ってきます。

肩や頭などの上半身から下半身へ意識を向かわせる方もおられるようですので、どちかからでもよいかと思いますが、私は足先から次第に意識を上げていくほうが目覚めがよいのでそうしています。

足先からゆっくりと、呼吸をしながらお臍の辺を目指して意識を上昇させます。CT検査のように1cmくらいの感覚で自分の足の輪切りの写真をとるように、どこか不調なところはないか?滞っているところはないか?を観察します。

ポイントはただ、観察することです。

もし、何か不調を感じたら、(ふくらはぎ辺りが多いですが)その辺を下から上に血流を促すように優しくマッサージしてあげます。

そうこうすると、呼吸から意識が外れていることに気づくかと思いますので、もう一度、意識を呼吸に戻します。意識は散りやすいものです。気が散ったのに気づいたら、やさしく呼吸に意識を戻してください。

呼吸が楽になったのを感じたら、お腹から、胸、そして背中、続けて一番コリを感じる肩、首へと意識を上げ、輪切りのCT画像を撮影するイメージで観察します。

ここでも、腰あたりをさすりさすりしてあげると、身体が楽になる感じがあります。

頭のマッサージも気持ちがいいですね。耳の後ろ辺りは、職場でデスクワークをしていると頭痛がしてくるほど緊張しています。できれば頭痛が出る前に、午前に1回、午後に1回くらいはそっと手のひらを耳の後ろ辺りに持っていくだけでも、頭がスッキリ感じると思います。

たった1分。これで仕事の効率た効果が上がるのであれば、やってみない理由はありませんよね。

次に、どんな姿勢で?いつ?ですが、

仕事中の1分程度であれば、椅子に座ったままの姿勢で、デスクワークの合間というのもありだと思います。もちろん、時間の取れる方は先程のお勧めの本にも瞑想やエクササイズが紹介されていますので、一度実践してみて、ぜひ自分に合うのを続けていくことをお勧めします。

最後に、何に気をつければよいか?ですが、

そもそも瞑想を行おうと思ったのはどうしてですか?

度々私が目的をお尋ねするのには理由があります。

私もこの本に会った時は、目的なんて考えていなかったからです。

正直に言うと、目的がよりよく人生を生きていく上で必要なものだとは知りませんでした。

目的やゴールイメージを持つことが人生を自分らしく生きることにつなげることを、私に教えてくれたのはコーチングでしたが、瞑想はそのゴールイメージの動機やイメージを強化してくれました。

瞑想をするようになって、創造性を活かして仕事の見通しを良くしたり、人との協働をスムーズにしたり、自分の感情に振り回されにくくなり、穏やかな気持ちを感じる時間が増えました。

瞑想をしている方に聞いても、怒る回数が減った、人に感謝するようになったなど、対人関係が瞑想により改善した方は多いです。

その他、瞑想には、集中力、想像力、記憶力、意思決定力、モチベーションやセルフイメージ力のアップなど、仕事のパフォーマンスを向上させたり、コミュニケーション能力を上げる効果があると言われます。

ぜひ、瞑想の基本である

①調息:呼吸を整えること

②調身:姿勢を整えること

③調心:精神を整えること

を実践し、疲労回復、疲労の予防につなげていきましょう。

気が散っても、うまく出来なくても大丈夫です。

1日5分から、続けてみましょう!続けるうちに、ゴールや目的、動機など気づくことがあるはずです。

では、今日一日が素晴らしい日になりますように。

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by Azusa Kato

心と身体の 健康相談室 On your side

「働くこと」と「心の身体の健康」との幸せな関係を構築するためのサポートをさせていただきます

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