【Day34】疲労を回復するには?
【Day34】働く人の疲労を回復するには?
本日もお越しただき、ありがとうございます。
癒し系健康コーチのあずさです。
さて、今回からのシリーズからは今までの学びを深掘りしていきますよ。
本日のタイトルは、「働く人の疲労を回復するには?」です。
疲労を回復するために大切なことは3つ!
①疲労に気づくこと
②疲労を回復するための対策をとること
③疲労を予防すること
です。この切り口で今回からお話していきます。
***
産業保健師として、月に一度職場巡視と衛生委員会での
健康・衛生講話を中心に現在は活動していますが、
その中で必ず登場するタイトルが、「疲労回復」についてです。
職場ではハイパフォーマンスが求められますからね。
そうそう、衛生委員会のメンバーは
会社経営側と労働者側が半々の人数であることが規定されています。
○○会議の後に開催されることも多いよためか、働いている方の中にも
衛生委員会をご存知ない方が多いんですよね。
(もっとアピールした方がよいのかな・・?)
紹介ついでに、衛生・健康講話では、熱中症や食中毒なども定番ですね。
ちなみに先月は5Sについてでした。(また本題から逸れています、失礼)
長時間労働と疲労との関係、
そして、同じ仕事内容や量でも人によってストレスの受け取り方、つまり
認知が異なるため、感じる疲労も変わってきます。
衛生委員会では、働く人の健康がメインテーマですので、
仕事のストレスと絡めてお話することが多いですね。
さあ、そろそろつながってきましたでしょうか?
仕事のストレスといえば、NIOSHの職業性ストレスモデルを思い出してみてください。
こちらでしたね↓↓
一度描いておくと便利ですね。ワンクリック(笑)
そうです、ストレッサーと病気・健康障害との間には、
個人要因と緩衝要因が入るんです。
この場合の緩衝要因は、職業性ストレスモデルに基づいていますので、
上司、同僚、家族の支援を指しています。
それと同時に、個人要因となる
年齢、健康生活の状態、雇用保証期間、職種や肩書き、性格、
自己評価、疾病の管理、健康知識の有無など様々な要因が関連してきます。
つまり、日頃から緩衝要因を増やしておくか、使えるように強化しておくか、
そして、個人要因を把握・管理しておくことが、病気・健康障害を防ぐポイントになります。
ちょっと戻って、もう一つシェアいきます。
(3回目かな?頑張る方ほど、身体からのサインなのに気づかずスルーしてしまいがちなのでしつこく笑)
*心理面、生理面や行動面にあらわれる代表的な急性ストレス反応
•ひどく疲れた
•へとへとだ
•だるい
•気がはりつめている
•不安だ
•落ち着かない
•ゆううつだ
•何をするのも面倒だ
•気分が晴れない
急性反応ですので、1ヶ月ほどを目安にしてみてください。
でしたね。
そう、一番よく気づくのが、
「疲労感」や「倦怠感」ど言われるものです。
そこで、本日のタイトルとなる訳ですが。。。
(前置きが長かったですね。)
①疲労に気づく、です。
ここまで読まれた方は、もう気づかれましたね。
答えは、上の図に描かれています。
そう、あなたは既に知識はお持ちですので、あとは
気づくタイミングをつくること。
瞑想をする習慣のある方はその時でもよいですし、
ウオーキングの習慣がある方は、今日の体調チェックと
あわせて疲労度のチェックをするのもよいですね。
入浴の時や職場への行き・帰りの一人になれる時間を使うのも
よいかもしれません。
ぜひ、疲労度をチェックする時間をとってください。
その際にひとつだけ、注意点があります。
それは、「疲労」と「疲労感」は異なるということです。
頭の中が???でしょうか???
疲労と疲労感のどこが違うかというと、
疲労とは主観的なものと言われますが、疲労感は頭(脳)で感じるものと言われ、
意欲や達成感に大きく影響を受けるということです。
このような経験はないでしょうか?
職場で新しいプロジェクトを任され、張り切って取り組んだ経験です。
朝起きた時には既に新しいプロジェクトのことを考え、眠る時間も惜しんで
といういうより、夢中になって眠ることも忘れている、という状態です。
好きなことや楽しい時間があっと言う間に過ぎてしまう感覚と似ていますね。
しかし、問題なのは・・・仕事には終わりがないことです。
ブレーキが上手にかかる方はよいのですが、熱意や責任感がある方ほど
つい!オーバーワーク、オーバーペース気味になってしまうものです。
このオーバーワーク状態に気づけばよいのですが、
当の本人は疲労を全く感じていないことが多いです。
しかし、疲労は確実に蓄積していますので、
定期的に疲労蓄積度をチェックしたり、職場や家族など周りの方が気にかける状態や相談できる状態をつくることが大切です。
さて、
□ あなたの疲労はどの程度でしょうか?
次回からは、疲労回復のための対策について紹介していきます。
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by Azusa Kato
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