【Day13】養生訓~日本の予防医学も面白い!

【Day13】養生訓~日本の予防医学も面白い!


本日もお越しいただき、ありがとうございます。

癒し系健康コーチのあずさです。

さて、前回はアメリカカリフォルニア大教授であったブレスローの7つの習慣をお伝えしましたが、7つのうちいくつ当てはまりましたか?

まだ、見ていないよ・・と言う方がおられましたら、Day12をご覧ください(何気なく宣伝です)。

30年以上前の研究になりますが、生活習慣と健康に関するブレスローの7つの健康習慣は現在でも不動の7つの習慣です。

ところが、ブレスローより300年ほど前の日本にも、生活習慣と健康について記した書物が存在するのです。

それが、本日紹介する

貝原益軒の著「養生訓」です。

聞いたことはあるけれど、矢印↓二つも引っ張るではないでしょう。

という声が聞こえてきそうですが・・・養生訓には少々思い入れがありますので特別扱いです。

というのも、「養生訓」を書いた貝原益軒は現在の福岡県出身であり、生家はわりと近くであり(現在は病院が建っています)、学生の時から密かに親しみを覚えていましたので、少しばかり贔屓にさせてください。

養生訓は、長寿を全うするための生活習慣のみならず、精神の養生についても書かれており、これが学問的なデータによる文献ではなく、実際に貝原益軒本人と奥様が健康習慣を実践してから本にしているところが特徴です。

1712年に発行された時から庶民に人気だったといい、歯切れが良い文章で分かりやすい文章で書かれています。

ただ養生訓自体はボリュームがあり、現代語訳も出版されていますが、1冊のビジネス本ほどの厚さはありますので、以下ウィキペディアより抜粋させてください。

(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%8A%E7%94%9F%E8%A8%93#cite_note-itoh2011-2)

•第一巻 総論上 •儒教思想に基づき、養生の目的と意義を述べる。

•第二巻 総論下 •運動・栄養・休息に過不足なく生活することを奨める]。

•第三巻 飲食上

•第四巻 飲食下 •3巻・4巻では、控えめな飲食の方法および喫煙の害を説く。

•第五巻 五官 •五官(耳・目・口・鼻・形)の機能を説き、口腔衛生の重要性を述べる]。

•第六巻 慎病 •「医は仁術なり」の記述で知られる。病にならないように養生し、かかる医者は吟味することを奨める。

•第七巻 用薬 •薬の効能と害を説く。

•第八巻 養老 •老後の過ごし方を説く。

と全八巻から構成されています。


また、貝原益軒はその言葉も有名です。

「朝早く起きるは、家の栄えるしるしなり。

朝遅く起きるは、家の衰える元なり」

「人に礼法があれば、それは川に堤防があるようなものだ。

堤防さえあればたいてい氾濫の害はなく、

人に礼法あれば悪事は生じない」

「命の長短は身体の強弱よりも慎みを持って生きるか

欲望のままに生きるかによる所が大きい」

といった思想もあれば、

「知っていてもそれを行動に移さないのであれば

知らない者となんらかわりは無い」

「志を立てることは大にして高くすべし。

小にして低ければ、小成に安んじて成就しがたし。

天下第一等の人とならんと平生志すべし」

といった、まるで自己啓発本のような成功哲学を記した箇所もあります。

健康が肉体だけのものではなく、心・精神ともつながっている!

そのことを貝原益軒は伝えているのだと思います。

日本人の知恵に感謝を込めて♡

 

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by Azusa Kato

心と身体の 健康相談室 On your side

「働くこと」と「心の身体の健康」との幸せな関係を構築するためのサポートをさせていただきます

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