【Day71】Q＆A：日常生活の中のバロメーターを知る

【Day71】生活改善について知ろう！～Q＆A：日常生活の中のバロメーターを知る

本日もお越しいただき、ありがとうございます。

ヘルスケアコーチのあずさです。

前回に続き☆お知らせ☆からスタートです。

当初予定していました、88日間の生活改善・健康応援プロジェクトの

後半のエクササイズをDay73より修正いたしました。理由としては、

週末「あすばる男女共同参画フォーラム2017」に参加し、このブログを

書き始めた原動力となったリンダ・グラットン著「LIFE　SHIFT

ライフシフト～100年時代の人生戦略」を含めた「100年人生」について

考える機会をいただいたからです。

せっかくなら、既にあるプロジェクトではなく、

新しい100年人生に向けたプロジェクトにしたいと考え、

残りのエクササイズを大幅に変更することにしました。

現在作成中ですので、それまではQ＆A形式にて質問にお答えしていきますが、

新しいエクササイズが出来上がり次第、差し替えていきますので

どうぞ宜しくお願いいたします。

＊＊＊

本日のテーマは、家族から「絶対やめろ、ブログに書くな」と言われた

「日常生活のバロメーターを知る」です。

ご自身で健康に関するバロメーターはお持ちでしょうか？

例えば、

・食欲があるか？

・スッキリ目が覚めたか？

・疲労感はどうか？

・仕事に集中できているか？

・睡眠は取れているか？

・体重、血圧

など、様々なバロメーターがありますね。

・・・バロメーターがない・・・

という方がもしおられましたら、ぜひともお持ちください。

中でもお勧めなのが、ウンチにかんするバロメーターです。

（だから常識という固定概念を強く持つ家族からは反対されたのです）

食事中の方はごめんなさい。

しかし、とても大切でしかもご自身で知ることができることなので書きますね。

私がウンチに着目するようになったのは、子供が生まれてからです。

日本語がまだ喋れない赤ちゃんは（しゃべれたら怖いわ・・）、

泣いて教えてくれます。しかし、鳴き声だけで何を伝えようとしているのかを

知るのは訓練が必要でしょう。

そこで活躍するのが、ウンチなのです。

赤ちゃんのウンチバロメーターについては、育児書やインターネットの

情報に掲載されていますのでそちらに譲りますが、今回は大人のウンチに

ついてはぜひ知ってご自身のウンチをチェックしてみてください。

＊

ではまず、理想のウンチを知りましょう。

バロメーターのポイントは、色、量、におい、硬さ、排便時の様子です。

大切なのは、「色」です。

理想は黄金色と言われますが、まあ、なかなかお目にかかることはないですし、

話に聞くこともないですね。

黄色から黄褐色くらいであればOkayです。

次に、量ですが、

これはバナナ２本分くらいと言われます。

結構な量ですね。

においはどうでしょう。

離乳食前の母乳で育てている赤ちゃんのウンチは甘い匂いがしますね。

実は大人でも健康な方は、臭いというより、臭はきつくなく、体調がよい

方については甘酸っぱい臭いがすることもあるほどです。

これは腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスが関係していると言われますが、

今朝のウンチの色、量、においはいかがでしたか？

次は、硬さです。

理想のウンチは水に浮きます。水洗トイレの場合、沈んでどこかに見えなくなりはしません。

理想のウンチの水分量は約80％と言われますので、軽く水に浮くのですね。

量が少なく、沈んでしまうのは、水分量が少なすぎるからです。

においがキツイ場合も同様な理由です。つまり、悪玉菌が優位で便秘気味な場合です。

この場合は、食物繊維や水分を摂ることで理想のウンチに近づきます。

最後に、排便時の様子ですが・・・

スッキリ出ていますか？それとも残便感があったり、排出に時間がかかったりしていますか？

ポイントは、息まずに気持ちよく出ることです。

経験されたことがあると思いますが、トイレットペーパーに汚れがつかないときと、

いつまでも汚れが取れない時があると思います。

どちらの状態が理想なのかは分かりますね。

スッキリ排出、トイレットペーパーへの汚れが少ない時です。

理想のウンチが毎日出ると、それだけで気持ちいいですね。

仕事中なかなかトイレに行けなくて、もしくはトイレから戻ってくる時間をはかられて、

（実際に健康相談でこのような相談を受けることがありますが、完全な

プライバシーの侵害にあたりますのでやめましょう）ゆっくりトイレに行けない、

と話される方がおられます。

ここでも大切なのは習慣です。

排便のときはリラックスできる環境を整えることも必要ですね。

汚らしいトイレでは落ち着きませんから、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」

の５Sは職場や家庭のトイレから進めていきたいですね。

＊追記しました＊

便秘は女性に多いですが、下痢を訴えるのは男性が多いです。

ということで、まずは便秘から・・・

よく便秘というとウンチが何日も出ない状態のことだと思われている方が多いですが、

排便のリズムには個人差があるので、3日に1回でも、気持ちよくスッキリ排便できれば

便秘とはいいません。しかし、1週間出ていないはさすがに苦しいですよね。

また、毎日排便があってもウンチが硬く、排便時に苦痛を感じるようならそればそれは便秘です。

保健指導時の経験談になりますが、便秘を訴える方は同時に、

肌荒れ、頭痛、めまい、肩こり、食欲不振、痔症、ガスの増加、お腹のハリを訴える方が多いです。

たかが便秘とほったらかしにせず、理想のウンチに近づけたいですね。

対策としては、1日3食バランスよく食べること、身体を動かすこと、水分をこまめによく

摂ることがあげられますが、どれだけ何を食べればよいかに固執するのではなく、

体質にも個人差がありますので、自分にあった量・バランスを知って実行することが大切です。

＊

次に働く男性の下痢についてですが、「過敏性腸症候群」をいう言葉を

聞いたことはないですか？

これは、腹痛やお腹のハリなどの腹部症状と下痢や便秘などの便通異常を

慢性的に繰り返す疾患です。比較的若い男性にも多く、試験や大事な

プレゼン前などに症状が起こることも多いため対策が望まれます。

ご自身でいつ起こるのかなどの日常生活との関連を知ることも一つの

やり方ですが、大腸・肛門科や排便専門のクリニック等にて治療が可能

ですので、我慢せずに相談・受診されることもお勧めします。

最後に、便秘と下痢の症状を繰り返す症状は代表的な大腸がんの症状の

ひとつでもあります。人間ドックや健康診断時の便潜血検査にて陽性反応が

あった場合は、必ず精密検査を受けるようにしましょう。

以上、家族に反対されながらも大切な身体のバロメーターとして

大変有効なウンチについてのお話でした。

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by Azusa　Kato