【Day62】健診・人間ドックの主な検査項目は?(5)
【Day62】健診・人間ドックの主な検査項目は?(5)
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
ヘルスケアコーチのあずさです。
健診・人間ドックの主な検査項目も5回目となりました。
ある意味一番文字数が多いかも・・・
今回ご紹介するのは、
◆歯周疾患検査 ◆骨粗しょう症検査 ◆メンタルヘルス、ストレスに関する検査
となります。
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◆歯周疾患検査
虫歯や歯周病、かみ合わせなど歯と口腔の以上をチェックしてくれます。
歯を失う大きな原因は、虫歯と歯周病ですが、この歯周病は歯の疾患というだけでなく、
糖尿病や全身の疾患に影響があることが分かりました。
歯周病も生活習慣と同じように、初期の頃は自覚症状があまりありません。
歯茎からの出血や痛みといった症状もありますが、数年間放置してしまうことも
めずらしくありません。
定期的な検診と丁寧なブラッシングを心がけましょう。
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◆骨粗しょう症検診
骨粗鬆症は、骨の密度がスカスカになり骨がもろくなる病気で、骨の強度が
低下すると、ちょっと手を床についただけで骨折するなど、体中の骨が骨折
しやすくなります。特に、大腿骨と呼ぼれる足の付け根の骨は、歩いていて
滑って転んだなどの理由で骨折しやすいしやすい場所であると同時に、
一度骨折すると寝たきりの原因になってしまいます。
また、閉経後の女性は、女性ホルモンの減少により骨量が低下するため
注意が必要です。
検査方法は大きく3つあります。
・DXA(デキサ)法・・・X線撮影により骨の透過度から骨量を測定します。
・超音波法・・・足を機械に入れ検査を行います。
・pQCT法・・・X線撮影をコンピューター解析により骨密度を測定する。
以上のような方法があります。
DXA法が最も多く用いられると思いますので、80%異常であれば正常、
70~79%であれば骨量減少、70%未満であれば骨粗しょう症と判定されます。
(年齢や医療機関等により多少判定が異なることがあります)
◆骨粗しょう症を予防する!
現在骨粗しょう症の患者数は1000万人とも言われますが、実際に治療を
受けている人は3割程度だと言われます。カルシウムを多く含む食品を
積極的にとるなど食生活や運動習慣を心がけましょう。
・カルシウムが多い食品を積極的にとる
(小魚、大豆食品、牛乳などの乳製品、緑黄色野菜などにも多く含まれます)
・適度な日光浴
(紫外線に当たると、皮膚でカルシウムの吸収率を上げるビタミンDがつくられます。
夏場であれば10分から20分程度、冬場であれば1時間弱が望まれます)
・適度な運動
(以前勤めていた医療機関のスポーツトレーナーの方は縄跳びのような
地面と垂直に負荷がかかる運動を勧めておられました)
・禁煙(喫煙はカルシウムの吸収を妨げてしまいます)
・骨折を防ぐ工夫をしましょう
(その2cmの段差でつまずくこともあります。手すりをつけるなど、
バリアフリーは誰にとってもやさしいですね)
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◆メンタル検査、ストレス検査
近年からだの健康と同じように、心の健康についても検査する機会が増えました。
職場で行うストレスチェック制度の他、各医療機関にてメンタルヘルスチェックや
相談などがオプションとして追加できるようになりました。
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◆その他
医療機関によっては、脳ドックや肺ドック、物忘れ健診、体力測定など、様々な
検査があります。人間ドックは、自己負担が原則になりますので、価格や内容
については受診する医療機関にて事前に確認されることをお勧めします。
5回に渡って人間ドック・健診の主な検査項目を紹介しましたが、血液検査の項目を
すっとばしていたことを忘れていましたので、次回にも続きそうです。
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by Azusa Kato
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