【Day60】健診・人間ドックの主な検査項目は？（３）

【Day60】健診・人間ドックの主な検査項目は？～パートⅢ

本日もお越しいただき、ありがとうございます。

ヘルスケアコーチのあずさです。

さて、本日はシリーズ3回目になります。

がん検査：日本人の死因第一位である「がん」を、できるだけ早期に発見するために

検査を行います。がんは治療が早期であるほど効果があがります。

最近、がんもどきなど様々な書籍も出ており、医療関係者の間でも意見が異なることが

ありますので、信頼できる医師や医療関係者に相談できる環境を作ることが大切です。　

◆胃がん検査：男性がかかりやすいがんの第一位です。（＊１）

　［胃がん検査で行われる検査]

　・上部消化管（胃）X線造影検査・・・バリウムを飲む検査です。

　　　メリーゴーランドのようだったと終了後に感想を言われる方もおられます。

　・胃内視鏡検査・・・胃カメラ検査のことです。（詳細は前回をご参照ください。）

　・ペプシノゲン検査・・・萎縮性胃炎になるとペプシノゲンの産生が減少します。

　　　萎縮が強いほど胃がんになりやすくなります。血液検査です。

　・ヘリコバター・ピロリ検査・・・慢性胃炎の原因となるヘリコバクターピロリに

　　　感染しているかを調べます。血液検査です。

　・腹部CT検査・・・CT検査はからだの周囲を360度回転しながらX線照射し、

　　　通り抜けたX線を検出してコンピューター解析により体内をスライスしたような

　　　断面画像を見ることができます。

　［精密検査で行われる検査]

　・胃内視鏡検査（病理組織検査）・・・がんが疑わる細胞を採取して調べます。

　・胃超音波内視鏡検査など

ペプシノゲン検査やヘリコバクターピロリ検査で陽性の場合は、

胃内視鏡（カメラ）検査などの詳しい検査を受けることになります。

◆肺がん検査：男性の死亡数が最も多いがんです。（＊2）

［肺がん検査で行われる検査]

・胸部X線検査・・・肺の病気や心臓の大きさなどが分かります。

　詳細は前回【Day59】に記載しています。

・喀痰検査・・・タンを調べる検査です。事前採取が必要な場合があります。

・胸部CT検査（ヘリカルCT）・・・ヘリカルCTは、通常のCTより連続的に撮影でき、

　精度が高く、検査時間も短時間ですみます。

［精密検査で行われる検査]

・気管支内視鏡検査（病理組織検査）

・胸部CT検査（ヘリカルCT）

◆大腸がん検査：女性の死亡数が最も多いがんです。（＊２）

［大腸がん検査で行われる検査]

・便潜血検査・・・食道から胃腸、直腸、肛門までの消化気管のどこかに

　出血があれば、陽性（＋）になります。

　目で確認できないほどの微量の出血（潜血）を科学的に検出できます。

　簡易かつ精度が高い検査です。

［精密検査で行われる検査]

・全大腸内視鏡検査（病理組織検査）・・・肛門から内視鏡を挿入し、

　直腸から盲腸まで大腸全体にがんやポリープ、炎症がないかを調べます。

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かかりやすいがんについてまとめてみたので、興味ある方はご覧ください。

長くなりましたので、男性・女性に特有ながんについては次回にいたします。

本日もご機嫌良い一日をお過ごし下さい。

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by Azusa　Kato

【参考資料】

＊１：2011地域がん登録全国水系によるがん罹患データより

＊2：2014人口動態統計による死亡データより