【Day30】「いつもと違う」気づきと対応(1)
【Day30】「いつもと違う」気づきと対応 Ⅰ
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
癒し系健康コーチのあずさです。
さて、「ストレスとは?」から始まった【Day23】からのシリーズも、
前回までのストレスチェック制度までで7日となりました。
今回が8日目です。
前回までがストレスチェック制度という全体の流れについての
話でしたので、今回からの3回は現在勤めておられる職場環境を
イメージしながら、自分のこととして考えていただけたら嬉しく思います。
突然ですが、職場にいる時間は何時間になりますか?
朝8時に出勤して、退社が17時だとしても、9時間を過ごすことになります。
残業をしていると、もっと長い時間を過ごすことになりますね。
内勤の方であれば、同じ場所で同じメンバーと同じ時間を過ごすことになります。
これって、家族と過ごす時間よりも長くないですか?
家族と過ごせるのは、朝起きてからお子さんがおられる方だと、学校に送り出す前までであったり、保育園や幼稚園に送っていく前まで、帰宅後も夫さんの帰宅が遅いと、一緒にいられる時間は1時間もないかもしれません。
もしかしたら、一人暮らしかもしれません。その場合は、平日に家族と過ごす時間は極端に少なくなってしまいますね。
つまり、職場にいる時間の方が長いということは、
それだけ職場の同僚や上司、部下の変調に気づきやすいということでもあります。
しかし、家庭では甘えがきくところも、職場ではつい無理をしがちなのも事実です。
上司が、
「大丈夫か?顔色よくないぞ」
と声をかける場面を目にした時も、
部下が、
「大丈夫です」
と答える場面をよく見かけます。
その「大丈夫です」は本当に「大丈夫」なのか・・・
大騒ぎする必要はないのですが、見守ったり、必要であれば
専門家や産業保健スタッフに相談したりする必要があるかもしれません。
それが、「いつもと違う」同僚、上司、部下への気づきにつながり、
事前に対応することだと思います。
もちろん、上司から声をかけなくても、部下から自発的に
相談がある職場であれば、風通しがよく、相談できる環境と
言えるのでしょう。
本日は、そんな快適な職場をつくっていくためのヒントを3つお伝えします。
① ストレスへの気づきを促進すること
→まず、気づかなければ対応できません。気づくことが先決です。
② メンタルヘルスへの偏見をなくすこと
→相談したくても、「メンタルが弱い奴は・・・」と常々口にしている上司には
部下は相談しにくいものです。
③ 相談しやすい環境をつくること
→決まった人でなくてもいいんです。相談しやすい環境を自分でも、そして
職場としてもつくっていくことが予防やいざという時の使える手段になるんです。
では、まず①ストレスへの気づきですが、
大きく分けると2つの気づきがあります。
【Day25】を思い出すと分かりやすいかな。
NIOSHの職業性ストレスモデルです。
(あれ、移動しない。下の手書きの図をご参照ください)
ストレスを感じた時に
心理面、生理面や行動面にあらわれる症状を知っておくと
自分に対しても、そして周りの方に対しても早く気づくことができるようになります。
上の図で言うと、右側に関するところですね。
具体的に言うと、次のような症状です。
•ひどく疲れた
•へとへとだ
•だるい
•気がはりつめている
•不安だ
•落ち着かない
•ゆううつだ
•何をするのも面倒だ
•気分が晴れない
朝の挨拶をした時に、普段なら元気に高めの声で返答があるはずなのに、
今日は下を向いていた。
昼食は今までお手製の弁当を持参していたのに、このところカップ麺を
食べている、それも一人で・・・
「何かあったのかな?」
「いつもと違うな」
といった気づきをぜひ大切にしてください。
そして、もう一つが(図で言うところの左側)ストレス要因への気づきになります。
職場では職場のストレッサーやそれ以外の要因への配慮が必要になります。
日頃の業務ではそこまでは無理・・・と言われる気持ちも分かります。
しかしこれも、小さなことでいいんです。
仕事量は残業時間で見ることができます。
仕事を見える化することで、無駄に気づいたり、もっと効率的でミスのない方法が見つかるかもしれません。
休日明けの月曜日に、休日をどう過ごしたか?を部下に尋ねることかもしれません。
まずは、一緒に働く方の表情に関心を持つことから始めても良いかもしれませんね。
あなたの気づきが、あなたとあなたの周りの人を幸せにすることを
願っています。
次回は、②メンタルヘルスへの偏見をなくすこと、③相談しやすい環境をつくること
についてお伝えしていきます。
今日一日が最高の一日になりますように。
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by Azusa Kato
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