【Day27】メンタルヘルスケアの具体的な進め方
【Day27】メンタルヘルスケアの具体的な進め方
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
癒し系健康コーチのあずさです。
前回、お話した4つのケアは覚えていますか?
忘れていても大丈夫です。試験もなにもありません(笑)。
覚えていただいている!?本当にありがとうございます!
とても嬉しく思うと同時に、素晴らしい記憶力だと思います。
ここから読まれた方、それと振り返りたい方は、ひとつ前の
【Day26】をご覧いただければと思います。
では、前回の4つのケアのおさらいです。
①セルフケア
②ラインによる
③事業場内産業保健スタッフ等による
④事業場外資源によるケア
でしたね。
では、今回はものすごく真面目に、
この4つのケアにおいて、ストレスチェック制度で実施される
「職業性ストレス簡易調査票」をツールとして用いる方法をご紹介します。
「職業性ストレス簡易調査票」を始めて聞かれた方はおられますか?
難しく言っておりますが、これがストレスチェック制度にて
労働者の皆さんが記入される(通常57項目が多いかな)質問です。
一般的に、ストレスチェックと言われるアンケートです。
①セルフケアでの活用
ここ数年、「自分の健康は自分で守る」というキャッチフレーズが
新入職員の研修会でも言われるようになりましたが、
メンタルヘルスについても同じように、
自らがアンケートに回答し、その評価を見ることにより、
自身のストレスに気づくための資料として活用できます。
個人のストレスチェックをまだやっていないよ、もう一度やってみたいな
と思われる方は、こちら(↓)の中央労働災害防止協会のホームページにて
実施することができます。
労働者の「疲労蓄積度チェックリスト」で、労働者用と家族用に分かれています。
(http://www.jisha.or.jp/web_chk/td/index.html)
これが、まさに④の事業外資源を活用しての、セルフケアですね。
②ラインによるケアでの活用
管理監督者(上司など)が、いつもと違う労働者に早めに気づき、
対処するという二次予防とともに、
産業保健スタッフや職場のメンバーと協力して、職場の心理社会的な
ストレス要因、つまりストレスの原因になっている環境の改善を図ること
が職場のメンタルヘルス対策の一次予防と言われ重要です。
この一次予防のために、職業性ストレス簡易調査票を使用して、
どのようストレス要因が問題となっているのか等の情報を集め、
効率よく対策を立てることができます。
③事業場内産業保健スタッフ等によるケアでの活用
職業性ストレス簡易調査票を実施することにより、
労働者と早い段階で相談・面談を行ったり、②のラインによるケアを
産業保健スタッフが積極的・効果的にサポートすることも可能となります。
④事業場外資源によるケアにおける活用
事業場外の専門機関が、②③と同様に、相談対応時やEPA(従業員支援プログラム)によるサービスの中で調査票を使用することがあります。
職業性ストレス簡易調査票が個人の結果票だけではなく、事業所全体や課、性別ごとの集団ごとにストレス状態を点数化できるからです。
※詳しく知りたい方は、「職業性ストレス簡易調査票を用いたストレス状態の現状把握のためのマニュアル」などを参考にされると良いかと思います。
※参考文献:「ストレスチェック等を行う医師や保健師等に対する研修事業テキスト」
✿お問い合わせはこちらまで✿
https://onyourside888.amebaownd.com
onyourside8888@gmail.com
by Azusa Kato
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